革靴のメンテナンス：磨き
磨き
革靴の本来の味を出すために靴磨きは重要な作業です。革は取り扱いが面倒と思われがちですが、クリームをつけて磨くだけで栄養補給になります。靴の表面がヒビ割れたり、シワを防止するためにも最低２週間に一度はお手入れを実施しましょう。
ブラッシングで全体の汚れを落としたら、靴と色の合った乳化性のカーフ用クリームをＴシャツの切れ端などの目の細かい布に少量ずつ取り、ムラにならないように円を描くように薄く塗っていきます。
ブラシにクリームを直接つけてコバ部分に塗ります。
３０分ほどしてクリームが浸透したら、全体をブラッシングします。力強くこすらずに、優しく小刻みに磨くのがポイントです。
仕上げは目の細かい布（女性用のナイロンストッキングがオススメです）で、塗ったクリームを更に伸ばす感覚で乾拭きをおこないます。
最後にスプレーを吹きかけて終了です。
この時の注意点は、スプレーが１ヶ所に当たるとシミが出来てしまいますので、少し離れたところから全体的にスプレーしましょう。
〜〜〜 CHECK！ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
Ａ）手入れは購入後半年が勝負です
新しい靴を購入して半年のメンテナンスが肝心です。面倒でも週に一度は手入れを行ないましょう。この作業を継続できれば、その靴には脂分が十分に染み込み自然なツヤが出ます。半年以降は２週間に１度でもO.K.です。
Ｂ）乳化性クリーム塗布後はしばらく放置
乳化性のクリームを塗ったらすぐにブラッシングをかけたい所ですが、３０分間はそのまま
放置しましょう。この３０分の間にクリームが革の毛孔にジワジワと浸透します。
Ｃ）上級者にオススメ
黒のクリームにひたしたプラムを少々、茶のクリームにはコーヒーを少々混ぜます。
上手にミックスできれば渋いツヤが出て、高級感のある靴になります。配合の量は試しながら調節しましょう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
